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​第1回〜3回音楽祭が開催されたハーモニーハウスについて

毎年ご好評をいただき、収容キャパシティーの拡大が必要となりましたため、2019年第4回音楽祭は、新しく2箇所に分散開催とさせていただきます。

第3回までの音楽祭の会場でありましたハーモニーハウスという建物は、アメリカ人で音楽教育家のエロイーズ・カニングハム氏(1899-2000)が青少年のための音楽ホール兼合宿所として1983年に建てられた歴史的建造物です。

音楽に造詣の深い吉村順三氏が設計し、エロイーズ・カニングハム氏が私財を投じて建設されたハーモニーハウスを「音楽ホールとして建てられた空間を本来あるべき姿で利用することで、建築者の思いとともに歴史的建造物として保存していきたい」「実力ある音楽家を軽井沢という地で紹介したい」この2つの思いを共有する有志が集まり始まったこの音楽祭の志は変わること...

東京美術学校建築家(現東京芸術大学)卒業後、1931年にアントニン・レーモンド建築事務所に入所。モダニズム建築を体現するとともに、レーモンドに日本建築を伝え、日本の伝統とモダニズムの融合を図りました。エロイーズ・カニングハムの西麻布の自宅はレーモンドが設計を手掛けています。軽井沢のハーモニーハウスと旧カニングハム別荘は吉村順三氏が設計し、師弟に受け継がれる建築様式や精神性が窺えます。主な作品として奈良国立博物館新館や八ヶ岳高原音楽堂が有名です。

今回の演奏箇所の一つである、脇田美術館にある脇田和氏のアトリエ兼別荘も吉村氏の設計です。

宣教師の両親とともに明治時代から軽井沢を訪れ、戦前まで毎夏を軽井沢で過ごしてきました。戦時中はアメリカの大学で音楽教育を学び、戦後再び来日、音楽教師を務めました。1939年、「若き人々のための交響楽演奏会」を開催、子供達のために毎月無料コンサート活動を行いました。1983年、音楽を学ぶことを目的とした若者たちのために、合宿所兼音楽ホール「ハーモニーハウス」を建設し、人種、宗教に関わりなく、大切に使われることを希望していました。

2016年夏、私たちの活動に共感してくださったある別荘所有者の方が共同で音楽祭を企画してくれました。その名は「軽井沢 森の音楽祭inハーモニーハウス2016」です。

ここは、アメリカ人音楽教育家のエロイーズ・カニングハム氏(1899-2000)により、音楽家を目指す青少年のための音楽ホール兼合宿所として1983年に建てられたものです。

カニングハム女史が私財を投じて、音楽に造詣の深いモダニズム建築の巨匠・吉村順三氏に設計を依頼、建設された素晴らしい音響を誇る歴史的建造物です。

残念ながらハーモニーハウスはカニングハム氏の没後、その利用頻度が極端に減り、老朽化著しく、所有団体が処分を検討していました。

そんな状況下、軽井沢総合研究所(土屋勇磨氏)が「カフェ」「シェアハウス」「貸別荘」という3つの事業で...

ハーモニーハウスの音楽ホールには、世界に100台もないと言われる「BELTON」という国産メーカーの貴重なグランドピアノが置いてあります。「BELTON」はフジコ・ヘミングさんの師匠としても有名はピアニスト、レオニード・クロイツァー氏によって命名されたもので、特にグランドピアノは現存するものが少ない大変希少価値の高いものと言われています。ベーゼンドルファーなどに代表される総一本張りという調弦方法を採用し、白鍵に象牙が使われるなど、クリアな伸びのある音色が特徴です。

ハーモニーハウスが完成する前からカニングハムさんが西麻布の自宅で愛用していたこの素晴らしいピアノも、軽井沢の多湿な状況にしばらく放置されたため、鍵盤の戻りが悪いなど傷みが激しく、正常な状態に戻すためには大掛かりな修理が必要となります...

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